2015年シーズンからの2ステージ制移行が決定した。
これにはその決定プロセスも含め賛否両論あるが、決定したからには従うしかない。
この旧くて新しいシステムに慣れ親しんでいくしかないのだ。
個人的には、もちろん1シーズン制であるに越したことはないが、原資がなければ事業は発展できないという原則に対して、厳しい現状があるのだから何かしらのテコ入れは必要だと考える。Jリーグそのものがなくなってしまったら本末転倒といえるので、苦肉の策として仕方がない。露出を増やして新規ファンを取り込みたいという意図も理解できるものだ。
2ステージ制への移行は決定したが、その詳細はまだ未定でこれからJリーグの理事会や戦略会議で決定されていくようだ。そこで今回は筆者なりに新制度を考案してみた。
ちなみに、現時点で決まっているのは、年間勝ち点1位がチャンピオンシップに出場することと、前期後期の各ステージの1位2位がトーナメント制のスーパーステージ(仮称)に進出し、優勝チームがチャンピオンシップに進出するものということだ。
※大前提:J1、J2ともにベストプレーヤー規定は撤廃(これはどうやら確定しそうだ。ホッ)
■Jリーグ Division1 (全18クラブ)
年間総合勝点1位→CS出場権、ACL出場権
年間総合勝点下位3チームが降格(但し、SSに出場した場合は免除され、繰り下げ)
第1S 1位→SS出場権(H) VS第2S2位
2位→SS出場権(A) VS第2S1位
第2S 1位→SS出場権(H) VS第1S2位
2位→SS出場権(A) VS第1S1位
※重複が生じた場合は年間総合勝点上位チームが繰り上げ出場
SS1回戦勝利チーム→ACL出場権
SS決勝戦勝利チーム→CS出場権
CSはワンマッチ(開幕前に持ち回りによる開催地を決定)
■Jリーグ Division2(全22クラブ)→いずれ18クラブに
年間上位2チーム→J1昇格
年間21位20位チーム→J2入れ替え戦へ
年間最下位チーム→J3降格
3位→昇格決定戦出場権(H) VS 6位
4位→昇格決定戦出場権(H) VS 5位
5位→昇格決定戦出場権(A) VS 4位
6位→昇格決定戦出場権(A) VS 6位
昇格決定戦1回戦敗退2チームの内、年間上位チーム→ナビスコ杯出場権
昇格決定戦決勝敗退チーム→ナビスコ杯出場権
昇格決定戦決勝勝利チーム→J1昇格
昇格決定戦決勝はワンマッチ(開幕前に持ち回りによる開催地を決定)
■ナビスコ杯
ヤングプレーヤー枠規定適用
(U-23選手がピッチ上に6名以上いなければならない)
ACL出場4チームはノックアウトラウンドから。
残り14チーム+J2から2チームの合計16チームを4組に分けて
1回戦総当たりのグループステージを開催。
各組1位チームがH&Aのノックアウトラウンドに進出。
決勝戦はワンマッチ。
優勝チームにはスルガ銀行CS出場権
■天皇杯
現行と変更なし。優勝チームにACL出場権。
■Jリーグ Division3(全12クラブ)→いずれ18クラブへ
年間1位チーム→J2昇格
年間2位3位チーム→J2入れ替え戦進出
2位→入れ替え戦出場権(H&A) VS J2 21位
3位→入れ替え戦出場権(H&A) VS J2 20位
いかがだろうか。
公平性とヤマ場づくり(露出と認知度アップ)、そして若手の育成を考慮してみたつもりだ。
いずれにしても、Jリーグが日本国内で最高のプロスポーツとなり、競技力の側面からもアジアトップレベルのリーグとして世界にも注目され、若手を多少引き抜かれてもスターに事欠かない魅力溢れるリーグになってもらえるよう、願っている。
2013/10/14
2013/06/19
【コンフェデ杯2013】チャレンジするという選択
ブラジルとの初戦は0-3の惨敗に終わった。日本メディアの報道や各選手のコメントからはチャレンジできなかった事に対して悔いが残るという論調が多い。チャレンジできなかった、とはつまり日本がこれまで積み上げてきた攻撃的なスタイルが出せなかったということだ。攻守の切り替えを早くし、高い位置でボールを奪えたら縦に鋭いショートカウンターを狙い、それが出来なくてもポゼッション率を高め主導権を握る攻撃的なサッカー。これこそがザッケローニ監督が就任以降、積み上げてきたスタイルである。
確かに、チャレンジできなかった事は残念である。昨年10月のブラジル戦でもこれまでの同カードではお目にかかった事がないくらいボールを支配していたし、ファイナルサードでの崩しまでは見られなかったものの、可能性を感じさせてくれた。世界のトップレベルともスタイルを変える事なく、伍して戦えるのではないかと。そして8ヶ月後の今回の再戦ではさらに善戦できる期待もあった。それだけに、消極的なミスが多く、攻守に腰の引けた日本代表のプレイには落胆した。香川真司が「勝ちに行くと言っておきながらその姿勢を示せないまま終わった」と語り、ザックが「本来の日本ではなかった」と失望したように消化不良が否めなかった。
だが、そもそもチャレンジをするべきだったのだろうか?理想を追い求めるばかりでよいのだろうか。中東遠征から中4日で王国ブラジルとの完全アウェイ戦。果たしてこれまで通りのチャレンジを試みるようなシチュエーションといえるのだろうか。実際に、10月の対戦でカウンター気味に失点した反省からかある程度ブロックを作りつつ、岡崎に裏を取らせるゲームプランだったように思う。しかし、試合前の監督、選手のコメントからわかる通り、勝ちに行くという気概を示していた分、かえって攻守に中途半端になってしまった感は否めない。‘プレW杯’でチャレンジすることが糧になるという考えには同意だ。だが、だからこそホスト国との大会初戦ではより現実的な戦い方を選択する必要があったのではないか。状況を踏まえ、我慢のサッカーをして少ないチャンスをモノにするような試合運びをしてもよかったと思う。コンディションが戻ってくるであろう二戦目以降にチャレンジをしていくという選択肢もあったはずだ。選手起用についても細貝をスタートからアンカーに置いてみる、本調子にない長友を温存し酒井高徳を起用する、などグループリーグの突破に目標を置き、逆算した上での緒戦と捉えてもよかったのだ。ましてや格上しかいない大会である。いつも以上のサッカーをしなければ結果が望めない状況で、いつものサッカーすらままならないコンディションならば、それなりに割り切った考えがあってもおかしな事ではない。
開始早々の失点でゲームプランが狂ってしまったのは確かだ。そこから反撃をするにしても焦らずにボールをキープしながら0-1の時間を長くしてほしかった。が、ボールキープすらさせてもらえなかった。その要因の一つにはチャレンジしようとし過ぎた結果、結局どちらも出来なくなってしまったという点があったようにも思える。ブラジルメディアが自覚していたように絶対的に見えたこの日のブラジルも時間帯によってはチーム全体が弛緩していた。そこをすかさず突くようなエネルギーがない、あるいはそもそも流れを読めていない。この点も日本が学ばなければならない重要な要素の一つだ。大会全体から鑑みた試合の位置づけ、試合を90分間の流れで捉えた上での局面局面におけるタスク、これらを正しく認識し、そして全員の共通理解の元で実行する力。これこそが世界と戦う上で日本がまだまだ磨かねばならない要素といえよう。
いずれにせよ後がない状況だ。イタリア戦はいい意味で開き直って、今度こそ目一杯チャレンジしてほしい。オリベイラ監督の言葉を借りるならば、今何よりも見たいのは清々しく勇気を持って戦う姿勢“ヤマトダマシイ”だ。
2013/03/02
【Jリーグ】2013順位予想
時間がないので取り急ぎ順位とブレイク予想選手を!
1 鹿島 植田直通、中村充孝
2 柏 山中亮輔
3 浦和 興梠慎三
4 FC東京 河野広貴
5 名古屋 牟田雄祐
6 C大阪 南野拓実
7 清水 石毛秀樹
8 広島 野津田岳人
9 仙台 和田拓也
10 磐田 山崎亮平
11 鳥栖 ロニ
12 大宮 青木拓矢
13 甲府 堀米勇輝
14 川崎 大島僚太
15 横浜 端戸仁
16 新潟 岡本英也
17 大分 森島康仁
18 湘南 遠藤航
1 鹿島 植田直通、中村充孝
2 柏 山中亮輔
3 浦和 興梠慎三
4 FC東京 河野広貴
5 名古屋 牟田雄祐
6 C大阪 南野拓実
7 清水 石毛秀樹
8 広島 野津田岳人
9 仙台 和田拓也
10 磐田 山崎亮平
11 鳥栖 ロニ
12 大宮 青木拓矢
13 甲府 堀米勇輝
14 川崎 大島僚太
15 横浜 端戸仁
16 新潟 岡本英也
17 大分 森島康仁
18 湘南 遠藤航
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