2013/10/14

Jリーグへの提言

2015年シーズンからの2ステージ制移行が決定した。
これにはその決定プロセスも含め賛否両論あるが、決定したからには従うしかない。
この旧くて新しいシステムに慣れ親しんでいくしかないのだ。
個人的には、もちろん1シーズン制であるに越したことはないが、原資がなければ事業は発展できないという原則に対して、厳しい現状があるのだから何かしらのテコ入れは必要だと考える。Jリーグそのものがなくなってしまったら本末転倒といえるので、苦肉の策として仕方がない。露出を増やして新規ファンを取り込みたいという意図も理解できるものだ。

2ステージ制への移行は決定したが、その詳細はまだ未定でこれからJリーグの理事会や戦略会議で決定されていくようだ。そこで今回は筆者なりに新制度を考案してみた。
ちなみに、現時点で決まっているのは、年間勝ち点1位がチャンピオンシップに出場することと、前期後期の各ステージの1位2位がトーナメント制のスーパーステージ(仮称)に進出し、優勝チームがチャンピオンシップに進出するものということだ。


※大前提:J1、J2ともにベストプレーヤー規定は撤廃(これはどうやら確定しそうだ。ホッ)


■Jリーグ Division1 (全18クラブ)

年間総合勝点1位→CS出場権、ACL出場権
年間総合勝点下位3チームが降格(但し、SSに出場した場合は免除され、繰り下げ)

第1S 1位→SS出場権(H) VS第2S2位
    2位→SS出場権(A) VS第2S1位
第2S 1位→SS出場権(H) VS第1S2位
    2位→SS出場権(A) VS第1S1位
※重複が生じた場合は年間総合勝点上位チームが繰り上げ出場

SS1回戦勝利チーム→ACL出場権
SS決勝戦勝利チーム→CS出場権

CSはワンマッチ(開幕前に持ち回りによる開催地を決定)


■Jリーグ Division2(全22クラブ)→いずれ18クラブに

年間上位2チーム→J1昇格
年間21位20位チーム→J2入れ替え戦へ
年間最下位チーム→J3降格

3位→昇格決定戦出場権(H) VS 6位
4位→昇格決定戦出場権(H) VS 5位
5位→昇格決定戦出場権(A) VS 4位
6位→昇格決定戦出場権(A) VS 6位

昇格決定戦1回戦敗退2チームの内、年間上位チーム→ナビスコ杯出場権
昇格決定戦決勝敗退チーム→ナビスコ杯出場権
昇格決定戦決勝勝利チーム→J1昇格

昇格決定戦決勝はワンマッチ(開幕前に持ち回りによる開催地を決定)


■ナビスコ杯

ヤングプレーヤー枠規定適用
(U-23選手がピッチ上に6名以上いなければならない)

ACL出場4チームはノックアウトラウンドから。
残り14チーム+J2から2チームの合計16チームを4組に分けて
1回戦総当たりのグループステージを開催。
各組1位チームがH&Aのノックアウトラウンドに進出。
決勝戦はワンマッチ。

優勝チームにはスルガ銀行CS出場権


■天皇杯

現行と変更なし。優勝チームにACL出場権。


■Jリーグ Division3(全12クラブ)→いずれ18クラブへ

年間1位チーム→J2昇格
年間2位3位チーム→J2入れ替え戦進出

2位→入れ替え戦出場権(H&A) VS J2 21位
3位→入れ替え戦出場権(H&A) VS J2 20位


いかがだろうか。
公平性とヤマ場づくり(露出と認知度アップ)、そして若手の育成を考慮してみたつもりだ。
いずれにしても、Jリーグが日本国内で最高のプロスポーツとなり、競技力の側面からもアジアトップレベルのリーグとして世界にも注目され、若手を多少引き抜かれてもスターに事欠かない魅力溢れるリーグになってもらえるよう、願っている。